こんにちは!デジサス編集部インターン生の水谷です。
私は現在、都内の大学にて法学部に所属しており、憲法や民法など法に関する様々なことを学んでいます。
先日、私たちインターン生とデジサス編集部のメンバーで「Z世代が考える危機管理・SDGs」について座談会を行いました。
2015年、国連サミットで採択されたSDGs。持続可能な社会の実現のため避けては通れない重要テーマです。今回は座談会でお話しした内容を踏まえ、「Z世代とSDGs」をレポートしていきます。
危機管理に関する座談会②はこちら
SDGsとZ世代
教育の中でSDGsが扱われたり、消費活動をする中でSDGsを目にしたり、と幼い頃からSDGsに触れる機会が豊富であったZ世代。 「男子校廃止は本当にジェンダー問題の解決になるのか?」 「ペスカタリアン※って何?」 など座談会の中でも日常生活に関わる興味深い議論がいくつも出てきました。ジェンダー問題やフードロス問題、興味を持つ分野がそれぞれある中で、学生インターン2人が、問題解決に対するアプローチをしていました。 大学にて論文でフードロスについて扱い、制度の改革案を提示すること、またインターンとしてフードロスを削減するプロジェクトに参画することです。 ※ペスカタリアン・・・ 肉は食べないが、魚は食べる菜食主義者のこと。(実用日本語表現辞典より)
SDGsを考えるにあたって感じる課題
しかし、上記のような活動が本当に根本的な解決になっているのか疑問に感じていることも確かです。 というのも、フードロスに関し論文を書いても日常生活への意識の変化に繋げることができなかったり、プロジェクトを行っても参加者の意識を変える難しさを実感したりしたことからです。 「環境に配慮しなきゃいけない」という認識はありつつも、多くの人が「問題を解決したい」という意識を持たないという現状を突きつけられました。 人の意識を変えるには、正しく知識を伝えるよう教育を変えなければならないことや習慣の受け継ぎが必要なのではないか、と議論が発展しました。
SDGsと企業
企業に対して期待することという議題では、 「SDGsに対する配慮を取り組んでいない企業はいつか淘汰されると思うので取り組んでいる企業がいい」 「仕事へのやりがいを+αで得られるため、サステナブルに注力している企業で探している」 「社会貢献をしている会社は、余裕があるように感じる」 などの意見が出ました。 就職活動の中での社会貢献が今まで以上に重要なキーワードとなるでしょう。
終わりに
私たちZ世代は、SDGsという目標が当たり前に存在している中で生活してきました。しかし、それでも意識の構築には至っていません。 議論の中でとても印象に残った言葉があります。 「今の自分よりも後の世代に我慢をさせたくない。だから、今できる限りのことをしたい」 という言葉です。 私たちを取り巻く様々な問題は、私たちだけの問題ではありません。 未来の世代のためにも、私たちは「問題を解決したい」と自然と思えるような環境づくりを促進していく必要があります。
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