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VRを用いて労働災害を疑似体験?!「VR安全教育評価システム」を緑十字展2023に出展しました




こんにちは、デジサス編集部の青木です。

2023年9月27日から29日までの3日間、名古屋市のポートメッセなごやで年1回、来場者15,000名を見込んだ展示会「緑十字展2023」が開催されました。

この展示会では、安全衛生保護具や作業環境改善機器などが展示され、職場の安全をテーマに各社出展をしています。 我々、インフォコムは、労働災害に知見を持った株式会社明電舎(以下、明電舎)と協力し共同開発した「VR安全教育評価システム」を出展しました。この内容について記載します。


VR安全教育評価システムとは?

「VR安全教育評価システム」は、VRを用いて労働災害を疑似体験し安全意識向上を促すことや教育の効果を分析/評価することができるシステムです。今回の共同開発では、ヒューマンエラーによる労働災害のうち、12分類に着目し、「疲労によるグラインダー作業での事故」や「錯覚による機械へのはさまれ・巻き込まれ」など、8種類のVRコンテンツを新たに開発しました。




新たにクラウド対応することで、使用する機器はヘッドマウントディスプレーとコントローラのみとなり、場所を選ばず手軽に受講することが可能となりました。 従来のシステムは、疑似体験することで終わっており、時間が経過すると効果が薄れてしまっていたため、今回、受講者は、危険認知度テストを受けることで自身の危険に対する認知度を確認し、継続的な学習につなげることができます。 安全管理者は、認知度テストの結果を収集したデータを分析することで従業員の危険に対する認識が弱い部分や安全教育の課題を把握し、今後の対策強化に活かすことができます。


来場者の反応

VRを使ったシステムは数社が展示しておりましたが、評価/分析できる事やクラウドサービスにデータを保存するシステムは出展していなかったため、多くの方に興味を持っていただきました。またアンケートの回答や前向きなご意見もたくさんいただき今後の機能強化を図っていきたいと思います。





残念だったのは希望者数が想定以上だったので、予約待ちの待つ時間の長さや体験できなかった人もおりこの点は次回までに改善したいと思います。


所感と今後の展開

労働災害は、企業努力によって減少傾向にありますが、下げ止まりしている状況です。 今後、人手不足、労働者の高齢化、未経験者の教育問題など課題がある分野のため、ITの技術を利用し補っていくことが必要ですし、新しい技術も取り込んで進化を継続的にしていく必要があると感じました。   当社と明電舎は、今後さらに労働災害のVRコンテンツの種類を増やし、将来的に本システムを製造業や建設業向けにも構築していくことも視野に入れています。 さらに労働災害の撲滅を目指す多くの企業を支援していくために、改めて知識を習得する必要があり、IT化する必要があると認識したところです。

緑十字展出展時のサービス紹介動画: https://app.box.com/s/yiyogoxn590rtmlar78z8cfsen1qthxu

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